パーカッションがいないと不安でしょ? – Beginner 編曲解説 (6)

どうもこんにちは、あいらです。

最近通勤する電車内でこの記事の下書きを書いているのですが、 土日は出勤がないため、隙間時間での作業ができません。

果たして毎日投稿は続くのか・・・!?

 

第6回 パーカッションがいないと不安でしょ?

該当箇所: 0:00 – 0:30

演奏動画:

今日からやっとBメロです。

…と言いたいのですが、イントロ部分絡めて私が撒いた仕掛けがもう一つあるので、今回はその紹介をさせてください。

それは、リズムの感じ方の推移です。

先に結論を言ってしまいましょう。

お客さんはサビになるまでどのようなリズムでこの曲を聴いたらいいのか、わからないようになっているのです!

 

最初はどのリズムで曲が始まるのかわからない

イントロの一番最初は「ミ」の音だけです。そして、リズムを表す表現はそこに一切現れず、この曲が4拍子なのか、3拍子なのか、それすらもわからないのです。

以前の記事で、冒頭部分は不安感を煽る仕組みがちりばめられていることをお話ししました。

ハモらない方がいい!?ユニゾンの使い方 – Beginner 編曲解説 (1)

この「どのリズムで歌っていいのかわからない」という感情も、不安感をより一層引き立ててくれるわけなのです。

では、どこでどのようなノリ方をしたら良いかがわかるようになっているのでしょうか。

そのポイントは2点あります。

一つはイントロのコーラスワーク



これ、2拍毎に音が変わるようになっていますよね?これでお客さんは「あ、2拍毎に曲を聴けばいいのかな?」となります。

ただし、あくまでも確信を持てない状態が続きます。

そしてもう一つのポイントが訪れます。

それは、パーカスが入るサビの部分です。

これが入ることで初めてお客さんは、「あ、こういうノリ方をすればいいのね!」と安心をするわけです。

ちなみに、ここで大事になってくるのが、サビの直前のベース。

Bメロの時のベースラインに注目してください。

サビ直前のここの部分だけ4分音符が2回続きます。そして、それによって、ここから4分でリズムを感じるパートが来ますよということを暗示しているのです。

 

フィルインは大事。

まとめると、

Aメロ:

拍なし

リード(こうし)が入ってきたタイミングで2拍毎にリズムを感じる

Bメロ:

パーカス(ドラム)が入ってくることで2拍毎のリズムが明確になる

ベースの仕掛け&パーカスを使うことで

サビ:

サビでは各拍毎にリズムを感じるようになる!

 

という感じです。文字で伝えるのが難しいのですが、ぜひもう一回我々の曲を聴いて感じていただけると幸いです!

ちなみに、奇遇なことに我々のGOD of Percussion,つねこーがAメロでどういうことを考えているのか、という記事を書いてくれました。

Beginnerのイントロのパーカスの頭の中

…とりあえずぶっ○してこようと思います。

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